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キャピタルコール方式

 

 投資事業有限責任組合の組合員や匿名組合の匿名組合員の出資債務の履行の一方式です。組合員の出資債務の履行について、組成時に一括履行を求めるのではなく、随時必要に応じて出資債務の履行を求める方式をいいます。キャピタルは資金、コールはコール・オプションのコールと同じ意味です。投資事業有限責任組合であれば無限責任組合員が、また、匿名組合であれば営業者が、コールをかけることとなります。

 投資事業はファインディング(案件の発掘)の期間が短くないため、その期間中投資資金を遊ばせておくことは、資金効率の観点から望ましくありません。もっとも、資金が必要となってから組合を組成していたのではせっかくの投資機会を逃すことにもなりかねません。そこで、組合契約の締結時にあらかじめキャピタルコール方式を採用しておけば、資金需要に応じて機動的な資金調達が可能となります。

 組合の組成にあたって、契約に一定の期間経過後はキャピタルコールの権限を喪失させるといった条項を入れること(有限責任組合員や匿名組合員は出資を約束した金額のうち未履行の分の出資債務が免除されることになります)も一案といえます。



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週刊「T&A master」065号(2004.5.3)「ことばのコンビニ」より転載)

(分類:商法 2004.7.7 ビジネスメールUP! 590号より )

 

 
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