ヘッジ対象

　ヘッジには、�@価格変動等を伴う資産・負債などの「ヘッジ対象」と、�A変動による損失リスクをヘッジするデリバティブなどの「ヘッジ手段」がある。一体の関係にある両者は本来連動すべきだが、例えば将来見込まれる外貨建て売上に対し為替予約を行う場合には、ヘッジ対象がないままヘッジ手段を保有することになり、仮に売上が生じる前に決算を迎えると、売上より先に為替予約の評価損益が発生する。そこで、ヘッジ対象と手段の損益を同時期に計上させようという仕組みがヘッジ会計である。

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（週刊「T＆A master」618号(2015.11.16「今週の専門用語」より転載）

（分類：会計　2016.2.12　ビジネスメールUP! 2206号より )