品質管理レビュー

日本公認会計士協会では平成11年度から公認会計士や監査法人の事務所運営や監査業務などの実施状況についての品質管理ビューを行っている。品質管理レビューとは簡単にいえば、監査法人等が行った監査を他の監査人がチェックすること。第三者からのチェックを行うことにより、監査の品質を高めることができる。米国では、1977年以来実施されているもので、この制度を日本で採り入れたものである。

 日本公認会計士協会が公表した平成11年度(平成11年4月〜12年3月)に実施した品質管理レビューでは、専属のレビュー担当者を6人配置し、公開会社を監査している監査事務所を対象に1年間で162事務所についてレビューを実施している。その結果では、小規模事務所を中心に監査計画の文書化、監査手続書の作成など、文書化の不備等が指摘されている。

2001.12.3 ビジネスメールUP! 231号より )

 

 
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