消費税率UPは10%が限界!

 「消費税率は10%が限界!」という調査レポートがまとめられている。3月14日に行われた自民党税制調査会で発表された「国民の税に対する意識調査」で明らかになった。これは、民間のシンクタンクが2月に実施したインターネットアンケート調査(3,515名を対象)によるもの。

  それによると、今よりも良い社会を実現するためには消費税率の引き上げもよいとする人が全体の3割、逆に消費税率引き上げに反対する人が3割という結果がでている。また、消費税率引き上げに前向きな人でも、10%が限界であると半数以上の人が回答している。

  男女別の傾向としては、男性は前向きな意見が多いものの、女性は否定的な意見が多いのが特徴だ。毎日の買い物等で男性よりも消費税を身近に感じている女性にとっては、消費税率UPは死活問題といえるかもしれない。

  ところで、政府税制調査会や経済財政諮問会議では消費税の益税問題など、制度面での見直しを検討する予定。将来的には、消費税率の引き上げも検討課題にのぼってくることが予想されるが、その際のメルクマールが10%ということになるかもしれない!?

2002.3.15 ビジネスメールUP! 267号より )

 

 
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