ダブルスタンダードに懸念〜中小企業会計について

 中小企業庁の「中小企業の会計に関する研究会」や日本公認会計士協会の委員会では、中小企業の会計基準について検討を行っている。これは、商法改正により自社のホームページで計算書類の開示が可能になったことなどを受けてのもの。

  しかし、4月19日に開催された企業会計基準委員会では、@中小会社の会計実務が会計基準の体系の一貫性を崩す可能性がある、Aダブルスタンダード化とそれに基づく実務の混乱を招く、B会計基準への遵守意識の低下を招く―などの問題点を指摘している。 企業会計基準委員会では、問題の所在、アプローチ、影響度等が深く検討されていない現状で、この問題を取り上げるべきではないとの見解を示している。

2002.4.19 ビジネスメールUP! 282号より )

 

 
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