第27回

"日本版401K"具体的導入企業の実例 鞄立製作所@

  今回から5回にわたり、本年1月より"日本版401K"の掛金拠出がはじまった伝統企業鞄立製作所を取り上げたい。同社は単体で社員6万人、グループ全体では社員30万人を抱える文字通り日本を代表する大企業だ。

  しかし昨今のIT不況による影響もあり、2002年3月期決算税引前利益では約5,800億のマイナスを計上。きびしい経営環境にあって、日本版401K導入を決定した背景について記載したい。

(1)人事諸制度を取巻く環境の変化

@ 労働力ではなく、付加価値を生み出す人材教育が急務 →実力主義、成果主義の徹底
A 社会保険関連コスト増大、新会計基準への対応 →企業経営上諸費用の適正化
B 就労意識の多様化による雇用の流動化 →長期勤続優遇から勤続年数に中立であること
C 急速な少子高齢化に伴う退職後の生活不安 →老後保障に対する新しい考え方の構築  

(2)人事処遇制度改訂の経緯

@勤務制度                  1998年
 裁量労動制度を導入

A資格制度                   〃    
 職能制のブラッシュアップ

B賃金制度                   〃    
 資格と賃金のリンケージ強化と年功制の圧縮

C評価制度                  2000年
  Hitachi Valueと呼ばれる新評価指標による人材の"時価評価"導入

D福利制度                   〃    
 カフェテリアプランの導入  

  次回は、退職給付制度への取組みについてふれる。

2002.7.26 ビジネスメールUP! 320号より )

 

 
過去のニュース、コラムを検索できます
 Copyright(C) LOTUS21.Co.,Ltd. 2000-2017. All rights reserved.
 全ての記事、画像、コンテンツに係る著作権は株式会社ロータス21に帰属します。無断転載、無断引用を禁じます。
 このホームページに関するご意見、お問合せはinfo@lotus21.co.jp まで