第38回

日本版401Kへの制度移行と資産移換@

 21世紀型企業年金制度は、本年4月より施行された確定給付企業年金法において適格退職年金の受皿となり得る規約型年金、又厚生年金基金の代行部分返上後の受皿となる基金型年金、そして確定給付と確定拠出の両方の機能を持つキャッシュバランス型年金の給付設計が可能となり多様化している。  

 その中でも日本版401Kである確定拠出年金は有力な選択肢として注目を浴び、関心度が高い。  

 今回から既存の退職金制度から日本版401Kへの移行そして資産の移換についてふれたいと思う。従来の企業年金等を有する企業が、企業型確定拠出年金を導入する場合下記のように3つのパターンが考えられる。

(1)日本版401Kの上乗せ   
 従来の退職制度はそのまま維持し、上乗せで導入するパターン。単純に給付水準の引上げであり、この形での導入は少ないと考えられる。

(2)将来分から日本版401Kへ移行   
 従来制度はそのままとし、既得権は保障する。   

 導入日から全面的にあるいは一部日本版401Kに切替えるという方法である。ただ二つの制度が併走する為、いささか煩雑になるきらいがある。

(3)過去期間分を含めて日本版401Kヘ移行   
 既存の退職一時金、企業年金の過去期間分についても、資金を加入者に分配し、過去に遡って日本版401Kに加入していたのと同じ扱いとする方法だ。

 

2002.10.11 ビジネスメールUP! 348号より )

 

 
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