「租税法務学会」が10月18日設立総会
1.「租税法務学会」が10月18日設立総会
10月18日,専修大学神保町校舎において「租税法務学会(山下学理事長)」の設立総会が開催された。租税法務学会は,1990年に発足した裁決事例研究会の「桜税会」が改組されたもの。今後は年1回の研究総会のほか,裁決事例研究や個別事例研究,最新の課題についての発表・討議が毎月行われる。同学会のホームページは,http://home7.highway.ne.jp/ouzeikai
。
設立総会では,@租税回避行為防止をめぐる諸問題(増田英敏・専修大学),A企業組織再編・商法改正と法人税法(川崎 浩・税理士),B連結納税をめぐる問題(小野内宣行・税理士)C政府税調「中期答申」の評価と税理士業務(山下学・東京経営短期大学)の報告とパネルディスカッションが行われた。
2.「租税法学会」10月19日,岡山大学で開催
10月19日,岡山大学津島キャンパスで「租税法学会(水野忠恒理事長)第32回総会」が行われた。引き続き行われた研究総会では「租税法解釈論の重要課題と最近の裁判例」をテーマに@不良債権処理の手法と費用性認定基準−経済状況の変化と租税法の対応(玉國文敏・中央大学),A法人税法22条2項とクロスボーダー取引−オウブンシャホールディング事件を素材として(渕圭吾・学習院大学),B司法課程における租税回避否認の判断構造−外国税額控除余裕枠利用事件を主たる素材として(谷口勢津夫・甲南大学),C税法における資本と負債の区分−福島地裁平成13年1月17日,DES,措置法68条の2等を素材にして(品川芳宣・筑波大学),D所得分類の意義と給与所得課税−ストックオプション判決を素材に(田中治・大阪府立大学)の各研究報告が行われ,引き続きシンポジウムにて質疑応答が行われた。
来年度は,横浜国立大学で開催とのこと(日程未定)。
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(分類:その他 2003.10.24 ビジネスメールUP!
491号より
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