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裁判所の恐いはなし

 

傍聴したことある?
 裁判の傍聴というものをしたことがありますか?私はこの職業に就いて初めて経験しました。初めての傍聴は、ストックオプション訴訟で初の「給与所得」判決が出た横浜地裁でした。
 横浜地裁では、何の持ち物検査も受けず、傍聴席まで一直線だったような…。気張って行った割には警備体制が“暖簾に腕押し”状態で逆に不安になった記憶さえあります。

東京地高裁の警備は割りと厳重
 それでは、東京地高裁ではどうかというと、入口は、「弁護士、検事、裁判所職員用」と「一般用」に分かれていて、「一般用」の入口だけに、飛行機に乗る前にするのと同じような金属探知機があり、持ち物及び身体のチェックを受けます。同じ「地裁」レベルでも、東京と横浜では警備体制が違うんですね。では、最高裁はどうかというと、これがまた微妙な状態なんです。

最高裁小法廷の傍聴席は48席
 最高裁で裁判の傍聴をしようとする場合の集合場所は、地下鉄永田町駅4番出口から徒歩5分くらいの「南門」です。小法廷での裁判の場合、傍聴席の数は48席ですので、傍聴しようとする人の数が48人を超えると、有無を言わさず南門は閉められてしまいます。どんなに泣きついても後の祭り。先着順が原則です。

最高裁の警備体制は手薄!?
 傍聴バッヂを配布されて建物に入ると、入口近くにロッカーがあり、上着や荷物はそこに入れるよう指示されます。ただし、筆記用具や名刺入れの持ち込みはOK。ちなみに携帯電話の持ち込みは不可です。次に、東京地高裁と同じような金属探知機をくぐることになるのですが、筆記用具などの手荷物は箱に入れて横をスルーするだけでほぼノーチェック。私がいつも危惧しているのは、この点です。ノートの間にナイフを貼り付けておけばみつからないし、身体チェックも厳重とはいえません。最高裁は、ロッカーに預けたもの以外への警備が緩いんです。
 最高裁へ傍聴に来る人の中には、事件に対して強い思い入れがあったり、その事件に気力を費やしてきた人もいるはずです。こんなご時世、手薄な警備体制で何か事件が起こらなければいいと思うのは私だけでしょうか?

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週刊「T&A master」102号(2005.2.14「ここだけの話」より転載)

 

(分類:その他 2005.3.2 ビジネスメールUP! 678号より )

 

 
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