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交際費等の支出額が3兆5,338億円と9年ぶりの増加
国税庁、平成17年分「法人企業の実態」を公表

 国税庁は12月25日、平成17年分の「税務統計から見た法人企業の実態」を明らかにした。それによると、交際費等の支出額は企業業績の回復を背景に3兆5,338億円と9年ぶりに増加したことが分かった。調査は休業および清算中の法人、中間法人、特殊法人(日本銀行等)を除く内国普通法人で、平成17年2月1日から平成18年1月31日までの間に終了した事業年度を対象に、平成18年6月末現在で行ったもの。

連結法人の欠損法人割合は63%に減少
 平成17年度の法人数は258万5,033社で、前年より12,945社(0.5%)増加した。このうち連結親法人数は422社で前年より128社(43.5%)増加した。連結子法人は4,522社で1,087社(31.6%)増加している。
 資本金階級別では、資本金1,000万円未満が55.4%、資本金1,000万円以上1億円未満が43.0%で、1億円未満の法人が約98.4%を占めている。
 なお、組織別法人数の構成では、株式会社が104万1,067社、有限会社が145万4,078社で全体の約96.6%を占めた。
 また、利益計上法人数は84万9,530社、欠損法人数は173万981社で、欠損法人割合は67.1%(前年比0.1ポイント増)だった。なお、連結法人における欠損法人割合は63.0%(同11.5ポイント減)と減少した。

営業収入10万円当たりの交際費は243円
 交際費等の支出額については、3兆5,338億円で前年より945億円(2.7%)増加した。これは9年ぶりの増加。支出額に占める損金不算入額は1兆8,085億円で損金不算入割合は51.2%だった。営業収入10万円当たりの交際費等支出額は全体で243円。業種別では建設業が537円となり7年連続のトップだった(下表参照)。
 また、寄附金の支出額は5,032億円で前年より500億円(11.0%)増加。営業収入10万円当たりの寄附金支出額は全体で35円、業種別で最も高いのは化学工業の101円だった。

  



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  キーワード 「税務統計」⇒11

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タイトル
登録日
税務 交際費等の支出額が9年ぶりの増加! 2006-12-25
資料 税務統計 不服審査、訴訟事件(速報)の掲載について 2006-06-29
税務 審査請求における請求容認件数は前年から約4割減少 2006-02-24
税務 資本金総額が119兆696億円で調査開始以来初の減少 2006-01-09
税務 交際費の支出額は3兆4,645億円と平成4年分のほぼ半分に減少 2005-01-10
税務 連結法人の欠損法人割合は81.6%! 2004-12-23
(以上、最新順)  

週刊「T&A master」193号(2007.1.8「今週のニュース」より転載)

(分類:税務 2007.2.14 ビジネスメールUP! 950号より )

 

 
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