"環境"格付けをランク付け!

 昔と違い、今の世の中は、地球にやさしい企業が消費者からみても好まれる傾向にあるようだ。企業も環境のことを配慮していかなければ、消費者から認知されないことにもなりかねず、環境について客観的に理解することができる環境会計を導入する企業が増加している。この環境会計とは、環境保全に関する活動を記録、測定、伝達する手続きのこと。環境省では、環境ガイドライン(2002年版)を今年の3月に公表し、各企業の環境報告書を作成に関する指針を示している。

 ところで、トーマツ審査評価機構は環境報告書発行企業330社を対象に環境格付けを実施し、その上位企業を公表している。それによると、日本IBM、トヨタ自動車、リコーグループ、キリンビール、東京ガス、松下電器グループ、日本電気、積水化学工業、凸版印刷、富士通、富士ゼロックス、セイコーエプソンの12社にA以上の格付けを付している。これらの企業は、「環境への取組みは良好であり、環境問題が発生するリスクは小さい」ものとお墨付きを受けているといったもの。

  格付け規準はデロイトトウシュトーマツが開発した環境報告書の評価ツールであるスコアカードを採用し、その他に企業の環境問題への取組み状況を勘案したもの。環境格付け規準の公表は日本で初めてということだ。

http://www.tohmatsu.co.jp/whats_new/release009.html

2002.5.22 ビジネスメールUP! 292号より )

 

 
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