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ゴーイング・コンサーン

企業会計審議会が12月6日に公表した「中間監査基準の改訂に関する意見書」では、ゴーイング・コンサーン(継続企業の前提)が14年1月公表の「監査基準の改訂に関する意見書」に引き続き導入されている。
 ゴーイング・コンサーンとは、簡単にいえば企業が未来永劫続くことを前提に財務諸表が作成されているということ。しかし、公認会計士の監査報告書は適正意見であったにもかかわらず、企業が倒産する例が多くなっている現状がある。このため、平成15年9月に終了する中間会計期間に係る中間監査から、継続企業の前提に疑義がある場合には、監査報告書に追記されることになる。具体的に継続企業の前提に重要な疑義を抱かせる状況としては、<1>売上高の著しい減少、<2>債務免除の要請、<3>重要な市場又は得意先の喪失、<4>ブランド・イメージの著しい悪化−などが挙げられており、これらを総合的に判断されることになる。
 監査報告書にゴーイング・コンサーンを付された企業は、「今後、倒産する可能性もありますよ」ということが知らされることになるため、大きな影響がある。



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週刊「T&A master」001号「ことばのコンビニ」より転載)

(分類:会計 2003.3.5 ビジネスメールUP! 401号より )

 

 
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