航空機リース訴訟、名古屋高裁で国側控訴を棄却
名古屋地裁（加藤裁判長）の判断を支持

　名古屋高裁第1民事部（田中由子裁判長）は、10月27日、航空機リース訴訟の控訴審で、国側の控訴を棄却する判決を言渡した｡
　本件控訴審の原審の名古屋地裁では、上記の加藤裁判長が「法的根拠のない法律行為の否認を行うのと異ならない。」などと判示して、納税者全部勝訴の判決を言渡していたが、田中由子裁判長は、ほぼ全面的に地裁の判断を支持、高裁としての初の判断で納税者側が勝訴した｡課税庁は､「被控訴人らは本件航空機の所有権を取得していない。」などと追加主張したが、受け入れられなかった。

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（週刊「T＆A master」137号(2005.11.7「最重要ニュース」より転載）

（分類：税務　2005.12.5　ビジネスメールUP! 784号より )