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法人の黒字申告割合は29.1%、初の20%台で過去最低に
国税庁、法人税等の申告(課税)事績の概要を公表
国税庁は平成21年10月28日、「平成20事務年度法人税等の申告(課税)事績の概要」を公表した。これによると、法人税の申告所得金額は約38兆円で前年度から約20.8兆円減少し、昭和42年以来最大の下落幅となっている。黒字申告割合も初めて30%を割り込み、過去最低の29.1%となった。
また、源泉所得税額は、前年度から約9,000億円減少し、14兆811億円となっている。
申告税額は前年度から約4.8兆円減少
平成20年4月決算から平成21年3月決算の法人税の申告事績をみると、法人税の申告件数は280万5,000件(対前年度−0.2%)、申告所得金額は前年度から約20.8兆円減少して37兆9,874億円(同−35.4%)、申告税額は前年度から約4.8兆円減少して9兆7,077億円(同−33.2%)となっている。
国税庁では昭和42年事務年度分から法人税の課税事績を公表しているが、平成20事務年度の申告所得金額、申告税額については過去最大の下落幅となった。
また、黒字申告割合は、過去最低の29.1%(同−3.3ポイント)で、昭和42年以来初めて30%を割り込んだ。ちなみに、黒字申告割合は昭和48事務年度の65.4%が過去最高。平成2年には、黒字申告割合が50.0%だったが、その後下落傾向が強まり、近年は30%台前半で推移していた。
連結法人の黒字申告割合は34.1%
連結法人の申告事績をみると、平成21年6月30日現在の連結法人数は7,494法人(親法人864、子法人6,630)と前年度から微増。申告件数も774件(対前年度+10.1%)に増加しているものの、申告所得金額は2兆1,883億円(同−69.1%)となり、前年度から約4兆9,000億円の大幅な減少となっている。連結法人の黒字申告割合も、34.1%(同−10.0ポイント)に低下した。
源泉所得税額は2年連続で減少
平成20事務年度の源泉所得税額は、前年度から9,116億円減少し、14兆811億円(対前年度−6.1%)となった。源泉所得税額は2年連続で減少している。源泉所得税額の減少額を項目別にみると、給与所得に係る税額が約4,108億円、配当所得の税額が2,214億円、利子所得の税額が362億円それぞれ前年度から減少している。利子所得の税額減少の要因としては、公定歩合(基準割引率および基準貸付利率)の引下げ(平成20年10月:0.75%→0.5%、同年12月:0.5%→0.3%)の影響が考えられる。また、株式市況の影響等から特定口座内上場株式の譲渡所得等の税額は、前年度から約1,600億円減少して、493億円(同−76.5%)となっている。
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(週刊「T&A master」329号(2009.11.9「今週のニュース」より転載)
(分類:税務 2010.1.29 ビジネスメールUP!
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