私法

　個人や法人などの私人間の関係を規律する法律のことで、民法、会社法などは代表的な私法である。私法は、個人間や企業間の契約などを規定し、私的な権利や義務を明確にする役割を果たしており、税法は、私法上の取引に対して課税の基準や方法を定めることで公平な税負担の実現を目指すが、私法上の形式を完備（私法上は合法）していても、これをそのまま認めれば税負担が不当に軽減されることがある。これが租税回避行為であり、しばしば税務当局との間で紛争へと発展する。


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（週刊「T＆A master」1055号(2024.12.16「今週の専門用語」より転載）

（分類：その他　2025.5.19　ビジネスメールUP! 3510号より )